まぶ

間夫

意味
芸者や遊女の愛人、情夫、いろ。
成り立ち
元は、〈金山の堀口〉で金になる鉱脈の入り口のことを間夫といったが、この〈金になるいい客〉が、いつかヒモまがいの色男の意味に転じた。
用法・用例
「おやおや、そうがっかりしたもんじゃねえや。え、廊下をパタリパたリと来やがったねえ、間夫は引け過ぎ(午前零時すぎ)てェことがあるからなァ、おれんとこで落ち着こうてェやつかもしれないよ」
『五人廻し』