さ
さいくん
細君
意味
他人に対して自分の妻を戯れにへりくだっていう語であったが、今日では、他人の奥さんを細君と呼ぶことが多い。
成り立ち
「細」=「小」でつまらないものという意。武帝の時代、鳥孫・うそんという国に輿入れした江都王の王女の固有名詞で、後につれあいをさす語になった。
用法・用例
「旦那様にはお囲い者があるんですよ。あなたがだいいち、おとなしいからいけませんわ」などと、細君へ向かってむやみに石炭を焚くやつがいる。
『一つ穴』