せきのやま

関の山

意味
物ごとの限界、精いっぱいでそれ以上はできないという意。
成り立ち
祭礼に出る飾り車を関東ではダシ、関西ではヤマといい、とりわけ三重県関町のヤマは日本一豪華との評判をとった。そこから〈関のやま〉は最高でそれ以上はないの意味が生まれた。
用法・用例
「弥太五朗親分が行きゃァ向こうで手も足もでやしないよ。ただぺこぺこお辞儀をして、御銭をもらって、お嬢さまを返してよこすのが関の山だよ、ね?」「そりゃいいところに気がついた」
『髪結新三』